このサイトの作成の目的と経緯

 このサイトの管理人は、関西で学校事務職員として働いています。このサイトでは、enbunhokyuと名乗らせていただきます。比較的大きい市の市立小学校や市立中学校に配置されてきました。学校事務職員としてどう動いたら、学校がもっと上手く回るのか、学校教育をもっと充実させることができるのか、保護者の学校に対する信頼をもっと向上させることができるのか、そういうことを考えながら働いてきました。一緒に働く教職員に恵まれ、楽しい学校事務職員生活を過ごしてきて、気づけば若手と呼ばれていた時期は大昔(平成14年採用)で、今では経験が長い学校事務職員になってしまいました。偶然が重なって就いた学校事務職員という職業ですが、今では愛着を感じています。

 仲間の学校事務職員から、質問や相談を受けることも多くなりました。個々の仕事の進め方についての質問や相談もありますし、学校事務職員のあり方や学校事務職員の職務の考え方についての質問や相談もあります。ひとから質問や相談をしてもらえるのは、とてもありがたいことです。わたしが学校事務職員をしながら知ったことや考えてきたことが、仲間の学校事務職員の役に立てば、それはとても嬉しいことです。自分の知識や考えていることを整理する中で、これをウェブで公開すれば、自分の知らない学校事務職員の方にも役立ててもらえるかもしれないと思ったことが、このサイトを作ったきっかけです。

 近年、学校事務職員の職務規定が改正されたり、中教審で学校事務職員に触れられたりしました。学校事務職員に対する社会の要請や期待を感じられ、「子どものために、教育の充実や学校運営の円滑化のために、学校事務職員が活躍できる環境が、さらに整ったな」「もっといい仕事しよう」「もっといい仕事するから給料も上がってほしいな」などと思いました。それと同時に「事務職員がこの要請や期待に応えられないと社会に判断されたら、難しいけれど面白いやりがいのある仕事をする機会は取り上げられるんやな」「それは悲しいな」「社会の要請や期待に応えられる学校事務職員であり続けないとな」と思いました。

 また、社会の要請や期待とは別に、そもそも、マニュアルを見たり問い合わせ先に問い合わせたりすればできる仕事については、AIに取って代わられると言われています。AIに取って代わられるまでの期間であっても、マニュアルを見たり問い合わせ先に問い合わせたりすればできる仕事については、マニュアルを見たり問い合わせ先に問い合わせたりすることには高い能力は必要ないので、能力が上がれば昇給していく給与制度の対象ではなくなるでしょう。また、必要な能力に見合うように経費は削減されるので、民間委託や非正規職化、非常勤化などが進められることになるでしょう。現在の学校事務職員の仕事の中には、マニュアルを参照しながらする仕事や教育委員会に問い合わせながらする仕事もあります。昔のまま、そのような仕事を職務の中心としていたら、給与水準の低下は免れないでしょう。AIにはできない仕事を職務の中心にどんどんシフトしていく必要があると思います。

 同業者である学校事務職員の方がこのサイトを見て、学校事務職員としての働き方・あり方を考えたり、学校事務職員として進化するきっかけになったりしたら、嬉しいなと思いながらこのサイトを作っています。一般市民の方がこのサイトを見て、学校や学校事務職員についてご理解を深める一助になれば嬉しいですが、わたしが最もこのサイトを見てほしいのは、同業者である学校事務職員です。あとは、これから学校事務職員になることを検討している方です。学校事務職員の1人として自分が知っていることや考えていることを、できるだけ整理して提示したいと思っていますが、わかりにくかったら申し訳ありません。また、掲載したいことはたくさんあるのに、ウェブサイトを作成し始めてみると、中々簡単にはいかず、まだまだ未完成です。ぼちぼちと作っていきたいと思います。ご助言や励まし、ご質問やご相談、学習会や交流会へのお誘いなどありましたら、ぜひご連絡ください。メールアドレスは、enbunhokyu★gmail.comです。よろしくお願いします。

学校事務職員がより上手く学校運営業務を回すことで、学校は子どもたちにより充実した教育を提供することができる !

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