学校事務の共同実施・共同学校事務室
『学校事務職員の職務(役割・仕事)』に記しているように、学校事務職員の職務は学校の運営業務を取り仕切ることです。職務領域は広いです。『学校事務職員が取り仕切る学校運営の各業務』に記している、多くの業務を回すこと進めることが求められていて、しかもどの業務もそれなりに深さがあります。やりがいも手応えもあって、それはとても良いことなのですが、多くの小学校中学校では学校事務職員は単数配置(1人配置)で、地域によっては複数の学校に対して1人しか配置されていないこともあります。学校事務職員が複数配置(2人以上配置)の学校もありますが、多くは単数配置校です。知識も経験も豊富で、どの業務にも精通し、気力も体力も充実したスーパーマン的な学校事務職員がいるとすれば、1人で勤務校の学校運営業務を効果的に取り仕切ることができると思います。しかし、そのようなスーパーマン的な学校事務職員も、初任者のときからスーパーマン的な学校事務職員であることは不可能です。経験が少ないときは知識も少なく、わからないことも多いです。経験が増えても学校教育は日々変化しているので、日々学び続ける必要があります。得意なことがあれば苦手なこともあります。教員や保護者などとの人間関係で悩むこともあります。病気やケガ、子育てや親の介護など、フルタイムで働けないこともあります。単数配置なのに、1人で勤務校の学校運営の全ての業務を取り仕切ることができない学校事務職員が配置されている学校は、どうしたらいいのでしょうか。
言うまでもないことですが、各学校の学校事務職員の職務遂行能力は様々です。知識や経験の量が異なりますし、得手不得手も異なります。体調や気力体力も異なりますし、勤務形態が異なることもあります。それでも学校事務職員は、各学校で学校運営業務を取り仕切ることを求められています。主体的積極的に校務運営に参画することが求められています。どこの学校でも学校事務職員が効果的に運営業務を取り仕切れるように、学校事務職員の世界には近隣校の学校事務職員で組織されたグループで支え合い高め合う制度があります。「学校事務の共同実施」や「共同学校事務室」と言われる制度です。これらの制度があるからこそ、スーパーマン的な学校事務職員でなくても、きっちりと職務を担うことができると言えます。支え合い高め合う制度なしに、初めて学校事務職員になった人が十分に職務を担える訳がありません。逆に言うと、学校事務職員が支え合い高め合う制度が機能することで、全ての学校で学校事務職員が職務を担うということが実現できます。「学校事務の共同実施」や「共同学校事務室」と言われる、学校事務職員が支え合い高め合う制度は、全ての学校で学校事務職員が学校運営業務を取り仕切るという職務を担うためには、必要不可欠なものであると言えます。
「学校事務の共同実施」や「共同学校事務室」と言われる、学校事務職員が支え合い高め合う制度の目的が、どの学校でも学校事務職員が学校運営業務を効果的に回せるようにすることにあることについての説明は、『学校事務の共同実施・共同学校事務室の目的』に記しています。
「学校事務の共同実施」や「共同学校事務室」と言われる、学校事務職員が支え合い高め合う制度の形については『学校事務の共同実施・共同学校事務室の形』に記しています。
「学校事務の共同実施」や「共同学校事務室」と言われる、学校事務職員が支え合い高め合う制度をどう活用すれば、どの学校でも学校事務職員が学校運営業務を効果的に回せるようになるのか。制度の中で学校事務職員が何をすることで、どの学校でも学校事務職員が学校運営業務を効果的に回せるようになるのか。これについては『学校事務の共同実施・共同学校事務室の活用方法』に記しています。
「学校事務の共同実施」や「共同学校事務室」と言われる、学校事務職員が支え合い高め合う制度の効果的な活用方法や活動内容がイメージできる資料については、『学校事務の共同実施・共同学校事務室の資料集』に掲載しています。